また、お客様がおっしゃった言葉そのものではなく、言葉の先にあるイメージを具体化できるように、と努力しているつもりです。住宅は毎日の生活に根づいているものだから、ごくふつうの暮らしのなかにこそヒントがあるはずと思って、いつも意識を高めてるようにもしています。何かを見つければ写真を撮って忘れないように記録したりメモしたり。ふとめくった雑誌を切り抜いておいたり。。。
インテリアに興味があるのでインテリアコーディネーターの資格も取りました。設計とインテリアの両方をできるようにと頑張った結果です。とにかく、時間が限られた中でもギリギリまで最善を尽くすこと。自分にとっても、これから就職を目指す人にとっても、まず大事なのはそのことだと思います。
お客様が作りたがっているものを作る
設計 / 主任 渡部 真衣子 / 2011年入社 / 福島
設計という仕事の楽しさは、自分のイメージが実物として出来あがっていくところにあります。もちろん、それまでの過程には、作業時間が長いとか細かい作業が多いとか大変なところもたくさんあります。時間をかけていろんな想像を膨らませてもイメージがなかなか形になっていかないときの辛さとか、産みの苦しみを感じることはよくあります。締切りまで時間があるなら「今日はダメ」と諦めてまた次の日にチャレンジしますし、限られた時間の中でなんとかやりきった結果ひとつずつ自分の作品と言えるものがこの町に増えていっているという事実はすごく嬉しいですね。
「お客様が作りたいものを作りたい」。いつもそう思っています。だから、お客様がどんなイメージを持っているか、うまく引出すことが重要ですね。たくさん話をしてくれる人もいれば、そういうのが苦手な人もいますし、お客様の性格もそれぞれです。まずはお客様のイメージの手がかりを探るために、工夫して様々なアプローチをかけていきます。