家は建てたら半世紀以上残るものですし、自分の想いとして「残していきたい」ものでもあります。60年先70年先であろうと潰れることなく残ってほしいですし、「美しいふるさとをデザインする」というところまでコミットしていきたい。そのためには、建築や法律のことを知ってるだけでは十分ではなく、雪についての理解を深めることは必須です。雪を知り尽くさなければ米沢で安心な家を建てることはできません。だから日々、研究しています。知識が増えれば増えるほど、深く知れば知るほど、その怖さを痛感します。この米沢は、私にとって大切な家族や友達が暮らしているまちでもありますから、その大切な人たちが安心して暮らしていける家を、自信を持ってつくっていきたいんです。
雪を知り尽くした
安心の家づくりがしたい
設計 / 岡田 奏海 / 2020年入社 / 米沢
建築士になろうと決めたのは、中学を卒業する前のこと。高校も大学も、その夢を叶えるために選びました。そしてウンノハウスに入社し、建築士の試験を受け、資格を取り、いまようやく図面を描くところまで来た、という感じです。でも、まだまだ自信を持ってお客様に提案する、というところまではできていないですね。家はひとの命に関わるものだし、特にこの米沢という土地は積雪量が圧倒的に多いですから、構造計算が難しいことはもちろん、雪落ちのこととか、室外機のこととか、考えなければならない要素が多く難易度が高いんです。
加えて、県南支社にはコーディネイターもCADオペレーターもいませんから、すべて自分でやらなければなりません。そんな厳しい条件下でハードルは高いですが、だからこそしっかりやり遂げて「米沢は強いなあ、岡田はすごいなあ」と一目置かれる存在になりたいです。そのためにはまだまだ学ばなければなりません。気になるのはやっぱり雪のことです。